体操男子はリオ五輪メダル黄信号 「技の難易度」で米中リード

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 今年の世界選手権(英国・グラスゴー)で37年ぶりの団体金メダルを獲得した内村航平(26)率いる体操日本代表。

 凱旋試合となる全日本体操団体選手権(28日~、代々木第一体育館)開幕を前に昨26日は公式練習に臨んだ。4種目に出場予定の内村は約2時間、器具の感触を確かめるなど会場で調整した。

 個人総合6連覇を達成した内村はすでに来年のリオ五輪代表が内定。リオでは個人総合連覇とエースとして団体金獲得が期待されるが、現状ではどちらも逃す可能性が高いという。

 実は個人、団体とも日本の「Dスコア」(技の難度を示す得点)はライバルの中国、米国を下回っているからだ。先の世界選手権団体での日本の得点は6種目合計270.818点。3位中国(269.959)とは僅差、5位米国(267.853)には約3点差をつけて優勝したが、相手の自滅に救われたことも否定できない。

■エース内村に求められるさらなるレベルアップ

 国際審判の経験もある体操関係者がこう分析する。

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