評論家も改善提言 プロ野球「育成制度」のいびつな現状

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 また、今の育成制度は、ドラフト時点では支配下レベルにはなくても、可能性を評価して契約し、育成するという本来の趣旨から外れているフシもある。故障で長期離脱する選手や、支配下選手として戦力外になった選手も多く、育成選手のなかで、支配下登録経験のある選手が4割弱を占めている(15年度)。

■二軍選手の給料が高すぎる

 評論家の福間納氏が言う。

「育成制度には賛成ですが、今はソフトバンク巨人といった資金力がある球団が有利な制度になっているのが歯がゆい。故障者に加え、支配下としては力が足りないが、クビにするのはもったいないというレベルの選手を10人、20人と抱えられる。企業努力といえば企業努力ですが、このままでは球団間の格差はますます広がっていく。これを解消するには全球団で三軍制を敷くのもひとつ。三軍が組織化できない球団は、メジャーの『ぜいたく税』ではないが資金力のある球団が還元するなどすれば、不平等も解消される。プロへの間口が広がればプロ野球は活性化し、発展につながるはずです」

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