スポーツ関連予算に血税324億円 使い道に疑問の声噴出

公開日: 更新日:

 ゼネコンが五輪利権で儲かるなら、五輪後に芸能界で食べていく元選手も同じではないか。

 昨今のテレビ番組では五輪経験者などの元アスリートを見ない日はない。現役時代の経験から国際試合の解説をするのならわかるが、お笑いタレントたちと一緒にバラエティー番組でバカ騒ぎしていたり、情報番組などで当たり前のコメントをしているやからが多い。顔や名前が売れているからテレビ局が引っ張り出すのだろうが、それも税金が使われ、五輪の舞台に立ったりメダルを手にできたからだろう。

 五輪代表からの転身はタレントだけじゃない。参院議員の谷亮子(柔道)やスポーツ庁長官の鈴木大地水泳)は金メダリストだし、橋本聖子もスピードスケートで銅メダルを取っている。ノルディック複合の荻原健司(元参院議員)も2大会で2つの金を手にした。馳文科大臣もレスリングでロス五輪に出ている。

「例えば、今の若い選手が五輪が終わってタレントや役立たずの政治家になれば、税金を使って引退後の仕事を保障したようなもの。税金でタレントや政治家を養成したとまでは言わないが、結果的にはそうなる」(前出・松野氏)

 国は財源に困っているから、17年4月に消費税率を10%に上げるのではないか。国民は税金の使い方をよくよく考えた方がいい。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも