J監督就任目前だったビエルサを激怒させた協会幹部の無礼

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 ところが、この「ビエルサ松本監督」の話を伝え聞いて真っ青になった日本サッカー協会(JFA)関係者がいた。ザッケローニ元監督、アギーレ前監督、そしてハリルホジッチ現監督招聘の責任者の原博実JFA専務理事、霜田正浩JFA技術委員長だ。マスコミ関係者が解説する。

「10年南アW杯後、ザッケローニが日本代表監督に就任したが、原・霜田コンビの第1候補はビエルサだった。彼らは元アルゼンチン代表MFで清水や横浜M、町田で監督を務めたアルディレスのルートを使ってビエルサとアポをとったが、ザッケローニとの交渉がまとまったのでビエルサとの折衝を中止。その際、断りの電話の一本もなかったとビエルサが激怒。そのことを知らない原・霜田コンビは、アギーレが八百長疑惑で2月に辞任した後、ビエルサ側に会いたいと連絡すると仲介人から、ビエルサが『前回の失礼な態度の謝罪もない。会いたくない』と激怒していると聞かされ、震えあがったのです」

 ビエルサの松本監督就任話は流れたが、「あの2人が赤っ恥をかくところを見たかった」と話す関係者は少なくない。

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