金本監督が絶賛 阪神キャンプ見どころは横田慎太郎の覚醒

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「糸井(オリックス)や柳田(ソフトバンク)のような選手になってほしい」

 阪神の金本監督がこう言って期待するのは、高卒3年目の外野手・横田慎太郎(20)。22日にキャンプの一、二軍メンバーを発表し、横田のプロ初の一軍帯同が決まった。

 阪神のキャンプは、この横田の育成が最大の見どころになる。過去2年間は一軍出場がなく、二軍でも2年間で通算15本塁打。それでもチーム内では走攻守で潜在能力を高く評価されている。

 掛布二軍監督が「トリプルスリーができる身体能力がある」と大絶賛すれば、金本監督は昨年、二軍メンバー中心の秋季練習を視察した際、一対一で熱血指導。当時は「一軍キャンプに連れて行くレベルではない」としていたが、「振る力と飛距離を持っている。5年で3割40本の選手にするつもりで育てたい」と話していた。阪神OBが言う。

「横田は昨年12月の台湾ウインターリーグで19試合に出場し、打率.304、2本塁打、7盗塁と一定の数字を残した。金本監督が自ら指導して、育成の方向性を見極めたいのだろう。加えて、最大の注目株だったドラフト1位の高山(明大)が昨秋、骨折した右手有鉤骨を手術した影響で、二軍スタートになった。話題性にも配慮したのかもしれない」

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