国内定着のプロ野球キャンプ “海外ブーム”再到来あるのか

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 吉と出るか、凶と出るか。

 29年ぶりに海外で春季キャンプを行う日本ハム。米国アリゾナ州ピオリア市にある施設、「パドレス・ピオリアスポーツコンプレックス」で2月1日から15日までトレーニングを積み、17日から沖縄・名護市に移る。

 かつては海外に赴く球団も少なくなかった。ヤクルトのユマや千葉ロッテのピオリア、巨人のグアムなどが有名だが、いずれも国内に拠点を戻した。日ハムも87年のフロリダ州サラソタが最後だ。

 久々となるプロ野球の海外キャンプ。ロッテ時代はアリゾナ、西武時代はフロリダでキャンプの経験のある山崎裕之氏(評論家)は「心配なのは体調管理です」と、こう話す。

「2月のアリゾナは朝は寒いが、日中は同時季の沖縄に比べても暖かい。野球をやるのにもってこいの環境といえます。しかし、だからこそ怖い。暖かいと、少し動いただけで筋肉がほぐれる。実際はそうではないのに、体が『これだけ動いても大丈夫』と錯覚してしまう。その感覚のまま、日本に戻ってきて寒い日に同じような練習をすれば、思わぬケガをする。2月下旬の沖縄でも寒い日はある。米国にいる時から体が錯覚しないよう、トレーナーとも相談しながら体調に気を配る必要があります」

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