巨人ドラ7無名左腕・中川「一軍キャンプ」抜擢の裏事情

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 巨人の無名新人左腕が一軍キャンプのメンバーに抜擢された。

 14日に行われたコーチ会議後、高橋由伸監督が「(新人を)3人連れて行く予定」と発言。ドラフト1位の右腕・桜井(22=立命大)、2位の俊足外野手・重信(22=早大)に加えて、7位の中川皓太(21=東海大)が滑り込んだ。

 中川は広島の山陽高から東海大に進み、4年生になった昨春に台頭した遅咲き左腕。182センチ、81キロの体から繰り出すMAX148キロの直球が武器とされる。

「正直、スピードはそうでもない。平均すればせいぜい130キロ後半ですが、表示以上にスピードを感じるタイプ。大きなテークバックで投げるフォームは中日の岩瀬を彷彿させます。制球力も悪くなく、特に左腕でありながら、右打者の外角に対するコントロールの良さを評価する球団がありましたね。そのひとつが巨人でした」(在京球団のスカウト)

 とはいえ、7位指名である。順位的には、2、3年後に一軍の中継ぎで戦力になってくれたら御の字、というところだろうが、巨人首脳陣はそんな左腕を一軍メンバーに抜擢した。

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