減少傾向の「キャンプ投げ込み」 賛成派OB語る必要性とは

公開日: 更新日:

 西武の中継ぎ左腕として活躍した三井浩二氏は「シーズンに向けて肩をつくる、という意味では投げ込みは必要ありませんが」と言って、こう続ける。

「体で覚えなければならないこともある。フォームが安定しない若手は投げ込みをするべきです。新球を覚えた場合も、ボールの曲がり具合を把握し、精度を高めるためには投げ込みが一番です。ただ、リリーフに1日何百球も投げさせることはマイナスでしょう。先発なら血豆を作っても登板間隔が空くからいいが、リリーフは毎日投げますからね。それならば毎日30~50球を連日続けた方が、シーズンにアジャストできる。私もリリーフ転向後はそうしていました」

 新人からベテランまで、先発も中継ぎも一緒くたに投げ込ませる必要はない。要は自分のアタマで考えてやれ、ということだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ヤクルトのドラフトは12球団ワースト…「余裕のなさ」ゆえに冒険せず、好素材を逃した気がする

  2. 2

    「汽車を待つ君の横で時計を気にした駅」は一体どこなのか?

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    コメ増産から2カ月で一転、高市内閣の新農相が減産へ180度方針転換…生産者は大混乱

  5. 5

    オリックスまさかのドラフト戦略 「凶作」の高校生総ざらいで"急がば回れ"

  1. 6

    ヤクルト2位 モイセエフ・ニキータ 《生きていくために日本に来ました》父が明かす壮絶半生

  2. 7

    オリ1位・麦谷祐介 暴力被害で高校転校も家族が支えた艱難辛苦 《もう無理》とSOSが来て…

  3. 8

    “代役”白石聖が窮地を救うか? 期待しかないNHK大河ドラマ『豊臣兄弟』に思わぬ落とし穴

  4. 9

    福山雅治は"フジ不適切会合参加"報道でも紅白で白組大トリの可能性も十分…出場を容認するNHKの思惑

  5. 10

    バスタオル一枚の星野監督は鬼の形相でダッシュ、そのまま俺は飛び蹴りを食らった