国内開幕は1カ月以上先…日本男子プロは何をしているのか

公開日: 更新日:

 今週から沖縄で日本女子ツアーが開幕する。海の向こうでは松山英樹(24)がすでに米ツアー2勝目を挙げ、米女子では野村敏京(23)が初優勝するなど、日本人選手の大活躍がファンをワクワクさせている。

 ところが男子ツアーはというと、1月下旬からアジアンツアーとの共催大会2試合はあったが、それから4月中旬まで2カ月以上も試合がない。

 今季メジャー初戦のマスターズが終わった翌週にようやく国内開幕(4月14日)と、ずっと先だ。

 これではファンにも飽きられ、ますます人気がなくなってしまう。

 ところが男子プロはこの時期、何をやっているのか、まったく表に出てこない。オフトレに励んでいるのだろうが、危機的な状況なだけに、もっとやるべことがあるはずだ。

 評論家の宮崎紘一氏がこう言う。

「何年も前から指摘されていることですが、男子プロにツアーへの危機意識はあっても、では何か対応策を考えているのかといえば何もしていないのが現状です。例えば全国には県単位でプロゴルフ会があり、地区ごとにプロアマ大会を開催することもできる。そこに地元出身のトッププロが出場して、地元アマチュアと触れ合う機会をつくれば、ファン獲得に一役買うことになる。プロもスケジュールが空いてやることがないのですから、無報酬であっても積極的に協力すべきでしょう。試合があれば、それはプロにとってもメリットがあり、オフの間に鈍った実戦感覚を取り戻し、技を磨くこともできる。ボランティアでもいいから、自分たちでゴルフ大会を企画してファン獲得のためにどうして汗をかかないのか不思議でならない」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「二刀流」大谷翔平と「記録」にこだわったイチロー…天才2人の決定的な差異

  2. 2

    元フジテレビ長谷川豊アナが“おすぎ上納”告白で実名…佐々木恭子アナは災難か自業自得か

  3. 3

    元フジテレビ長谷川豊氏“危機管理のプロ”が古巣告発は禁じ手? 大反響の動画チャンネル行脚の裏事情

  4. 4

    2人の殿堂入りは確実…大谷翔平&イチロー「軌跡」にこれだけの酷似点

  5. 5

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  1. 6

    26億円投入のお台場巨大噴水事業が「フジ日枝案件」と露見…小池都知事による激怒と錯乱と珍答弁

  2. 7

    “かつての名門”武蔵の長期低落の深刻度…学習塾「鉄緑会」の指定校から外れたことも逆風に

  3. 8

    実にゆったりと楽そうに歌っている感じがする

  4. 9

    「(来季の去就は)マコト以外は全員白紙や!」星野監督が全員の前で放った言葉を意気に感じた

  5. 10

    岩井姉妹らツアールーキーたちを狙い撃ち? まるで嫌がらせ…米女子ゴルフの「厳しい洗礼」はトラウマ級