開幕スタメンは確実も 虎元監督が高山の「本当の課題」指摘

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 また一歩、開幕スタメンが近づいた。

 阪神高山俊(22)が10日のDeNA戦に「6番・右翼」で先発出場。四回には三嶋一輝(25)から右前打を放ち、オープン戦6試合連続安打をマーク。バットで首脳陣にアピールし続けている。

 これには金本知憲監督(47)も「見ていて楽しい。凡打しても軸が崩れない。タイミングが合えばという選手。期待できる。開幕一軍? 打ち続ければ、もちろんありますよ」とキッパリ。阪神の新人野手としては2012年の伊藤隼太(26)以来のスタメン出場を示唆した。

 高山は明大時代、首位打者のタイトルこそないものの、抜群のバットコントロールで48年ぶりに東京六大学の通算安打記録を更新(131本)。六大学史上最高のヒットメーカーと呼ばれた。

 とはいえ、大学の記録ほどアテにならないものはない。六大学時代に首位打者を獲得したプロ野球選手は山ほどいるが、平成以降、同タイトルをプロでも手にしたのは青木宣親(34=マリナーズ)ただひとり。大学時代、2度首位打者を取った同僚の鳥谷敬(34)にしても、初めて打率が3割を超えたのはプロ7年目。ルーキーイヤーは101試合に出場して打率.251、3本塁打だった。

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