被告差し入れの焼肉弁当を食レポした「清原報道」の悪ノリ

公開日: 更新日:

 覚醒剤取締法違反で起訴され保釈中の清原和博被告(48)が入院する千葉県松戸市内の病院前には、17日夜から常に数十人の報道陣が大挙していた。24時間態勢で病室にカメラのレンズを向け、カーテンの隙間から顔をのぞかせる清原の表情を撮った!と大騒ぎしている社もあったほどだ。

 先月2日に逮捕された清原被告は、警視庁の取り調べに「ストレスがあり、気を紛らわせるために覚醒剤を使っていた。嫌なことを忘れたかった」と供述したとされるが、今月17日に勾留先の警視庁本部から保釈されたことで今度は、取材合戦という報道陣からのストレスにさらされているわけだ。

 20日夜には、そんな取材陣に焼肉弁当30個が届けられた。差し入れの主は清原被告の友人で、清原被告本人の要請を受けて手配したものとみられる。さすがに、刑事被告人からかもしれない弁当に手をつける人間がいるはずがないと思ったら、そうじゃなかった。ほとんどが遠慮したとはいえ、中には「肉を口に入れると肉汁が広がった」「ナムルはごま油が効いていた」と1面で“食リポ”を載せるスポーツ紙もあったから、どうかしている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱・三重ノ海剛司さんは邸宅で毎日のんびりの日々 今の時代の「弟子を育てる」難しさも語る

  2. 2

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  3. 3

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  4. 4

    高市政権大ピンチ! 林芳正総務相の「政治とカネ」疑惑が拡大…ナゾの「ポスター維持管理費」が新たな火種に

  5. 5

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  1. 6

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 7

    沢口靖子vs天海祐希「アラ還女優」対決…米倉涼子“失脚”でテレ朝が選ぶのは? 

  3. 8

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  4. 9

    【独自】自維連立のキーマン 遠藤敬首相補佐官に企業からの違法な寄付疑惑浮上

  5. 10

    高市政権マッ青! 連立の“急所”維新「藤田ショック」は幕引き不能…橋下徹氏の“連続口撃”が追い打ち