マスターズ連続トップ10で松山の“副収入”どこまで上がる

公開日: 更新日:

「同年齢の石川遼選手を引き合いに出しては申し訳ないが、松山選手が彼と違うのは、『世界を舞台に戦う』というだけでなく、『世界で勝てる』というイメージを完全に植え付けたところです。その点はテニスの錦織選手と同じ。当然、広告価値、広告イメージはより高くなる。松山選手は石川選手や錦織選手に比べて愛嬌や愛想、ビジュアルの良さで劣ると思われているからか、CMなどの映像媒体には受けが悪いものの、朴訥とした雰囲気に好感を持つ層も多くいるはずです」

■競合他社との争奪戦は必至

 ましてや今年限りで大口のスポンサー3社との契約が切れる。日本人男子プロとして初となるメジャー制覇に最も近い選手であることを改めて印象付けた松山は、3社との契約を更新するにしても、新たなスポンサーと契約するにしても、競合他社との争奪戦になるのは間違いない。

「当然、契約金やスポンサー料は高騰する。宮城の東北福祉大の出身で、昨年は東北で行われた国内ツアー(福島オープン)に参戦するなど、震災復興支援を強く感じさせているのも大きい。企業から引く手あまたになるはずです」(中西氏)

 松山のスポンサー収入は現在、6社から計7億円とも8億円ともいわれている。昨年度の獲得賞金は4億2100万円。今季の獲得賞金はともかく、“副収入”の方は倍以上になるのは間違いなさそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

  2. 2
    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

  3. 3
    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

  4. 4
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 5
    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

  1. 6
    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

  2. 7
    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

  3. 8
    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

  4. 9
    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

  5. 10
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗