笠原逮捕は口封じか 野球賭博で新たな選手浮上の可能性も

公開日: 更新日:

 プロ野球巨人を舞台にした賭博問題は、いよいよ刑事事件に発展した。警視庁は29日、賭博開帳図利幇助容疑で元投手の笠原将生容疑者(25)を、賭博開帳図利容疑で自称無職、斉藤聡容疑者(38)をそれぞれ逮捕した。

 笠原容疑者は2014年5月~15年3月、斉藤容疑者が開帳したプロ野球10試合を対象とした賭博で、客の元巨人選手に対し、ルール説明や申し込みの仲介、賭け金の集金などをした疑い。

 警視庁の調べに対し、笠原容疑者は「間違いありません」と容疑を認めているという。

 不思議なのは、なぜ、このタイミングの逮捕劇となったかだ。

 巨人をめぐる一連の賭博問題が発覚したのは昨年9月だ。税理士法人勤務を名乗る男が、野球賭博の賭け金百数十万円を取り立てに、神奈川県川崎市のジャイアンツ球場に福田聡志元投手(無期失格処分)を訪れたことから表面化。逮捕された笠原容疑者のほか、松本竜也、高木京介の両元投手など次々と賭博常習者が判明。ともに無期や1年間の失格処分となった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋