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森田健日本ボクシングコミッション顧問

1935年3月22日、群馬県高崎市生まれ。14歳から高崎ボクシングクラブのモスキート級で活躍し、アマ戦績19勝4敗。58年新和ジムに入門。プロでは21戦13勝5敗3分け。60年に引退後はインドネシア大使館に勤務し、64年に審判員に転向した。同年にジャッジとして、67年にレフェリーとしてデビューすると、2005年に引退するまで41年間で約3万試合、世界戦は97試合を裁いた。11年にJBC(日本ボクシングコミッション)事務局長に就任。15年2月に辞任し、現在はJBC顧問。

<2>世界タイトル奪取直前 無名のパッキャオが日本で試合

公開日: 更新日:

 私の手元に一枚のチラシがある。98年に後楽園ホールで行われた興行の宣伝紙。メーンイベントを戦ったのは八王子中屋ジム所属の寺尾新と、後に6階級制覇の偉業を達成するマニー・パッキャオだ。

 当時、パッキャオは19歳。まだ世界タイトルを獲得しておらず、OPBF東洋太平洋フライ級… 

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【連載】3万試合裁いた男が語る「リングの真実」

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