外国人プロVまるで無視 大手紙が男子ツアーの足引っ張る

公開日: 更新日:

 あまりにも露骨な扱い方だ。

 先週行われた国内男子ツアーは、趙炳旻(26=韓国)が5打差をひっくり返して逆転優勝。日本ツアー初出場初優勝は、2007年の石川遼(24)以来4人目の記録だった。

 ところが月曜日の朝日新聞、毎日新聞、読売新聞の朝刊はそろって女子大会よりもスペースが小さく、趙の写真も掲載せず。朝日に至っては8行で結果を報じただけ。いくらなんでも8行95文字で大会の面白さを伝えるのは不可能だろう。

「人気者のイ・ボミは別として、男女大会とも外国人プロが優勝したら、各紙とも扱いが小さくなるのはこの世界では“常識”です。仕事が増え、帰りが遅くなるのがイヤだから、あえて外国人プロを応援して、手抜きしようという不届きな担当記者もいるほどです。つまり、名前の知られていない外国人プロの優勝はちゃんと報道する気がないのです」(ゴルフ記者)

 趙は韓国軍元特殊部隊という異色の経歴を持ち、ネタや話題性もある。現場にいればどんなヤツか伝えたくなるのが、記者魂というものだろう。それを放棄しているのだからあきれる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  3. 3

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 4

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 5

    高市首相「世界の真ん中で咲き誇る日本外交」どこへ? 中国、北朝鮮、ロシアからナメられっぱなしで早くもドン詰まり

  1. 6

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  2. 7

    阪神・佐藤輝明の侍J選外は“緊急辞退”だった!「今オフメジャー説」に球界ザワつく

  3. 8

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  4. 9

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  5. 10

    古川琴音“旧ジャニ御用達”も当然の「驚異の女優IQの高さ」と共演者の魅力を最大限に引き出すプロ根性