首位タイ発進も首痛強調 小平智“弱音発言”は言い訳作りか

公開日: 更新日:

【ミズノオープン】

 約1カ月ぶりにツアーに復帰した小平智(26)が、5アンダーで首位タイに立った。

 今月上旬、持病の首痛が悪化し、先週の試合はスタート直前に欠場。3日前の全米オープンの予選会も、試合途中で大事をとって棄権した。

 ホールアウト後の会見では、「(首が)怖いです。クラブを思い切り振れない。まずは体を治すことが第一」(小平)と話した。

 今大会は全英オープンの予選会を兼ねているが、小平は昨年の日本オープン優勝で、すでに出場資格を持っており、無理する必要はない。それでも体調の悪さを自ら強調するのはプロとしていかがなものか。

 メンタルゴルフコーチの角田陽一氏がこう言う。

「プロというのはお客さんにプレーを見せるために試合に出場するわけですから、万全の状態でないなら出場を控えるべきですし、出場するのなら『痛い』『かゆい』は口にしない方がいい。昔のプロは絶対に泣き言や弱音は吐かなかった。弱音を吐くことが恥ずかしいことだと思っていない。プロとしての自覚がない。要は子供なんですよ。それを周囲がまた甘やかすから、どんどん図に乗っちゃう。そういう若手ばかりだから、体力的も精神的にもタフな外国人選手に歯が立たないのです」

 小平が初日首位に立ち、明日以降スコアを落としたときの“保険”として首痛をベラベラ話したとしたら、なんとも情けない話だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  2. 2

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  3. 3

    Snow Man目黒蓮と佐久間大介が学んだ城西国際大メディア学部 タレントもセカンドキャリアを考える時代に

  4. 4

    ポンコツ自民のシンボル! お騒がせ女性議員3人衆が“炎上爆弾”連発…「貧すれば鈍す」の末期ぶりが露呈

  5. 5

    高市新政権“激ヤバ議員”登用のワケ…閣僚起用報道の片山さつき氏&松島みどり氏は疑惑で大炎上の過去

  1. 6

    クマが各地で大暴れ、旅ロケ番組がてんてこ舞い…「ポツンと一軒家」も現場はピリピリ

  2. 7

    田村亮さんが高知で釣り上げた80センチ台の幻の魚「アカメ」赤く光る目に睨まれ体が震えた

  3. 8

    自維連立が秒読みで「橋下徹大臣」爆誕説が急浮上…維新は閣内協力でも深刻人材難

  4. 9

    ラウールが通う“試験ナシ”でも超ハイレベルな早稲田大の人間科学部eスクールとは?

  5. 10

    「連合」が自民との連立は認めず…国民民主党・玉木代表に残された「次の一手」