男子プロの抵抗必至 JGTO「難コース増」方針に早くも暗雲

公開日: 更新日:

 日本ゴルフツアー機構(JGTO)は今月4日に社員総会、理事会を開き、青木功(73)を新会長に選び、新体制がスタートした。

 その会見の席上で、元ダンロップスポーツエンタープライズ社長として男子ツアーを立ち上げ、JGTO副会長に就任した大西久光(79)が、「米ツアーには今、日本人選手が3人いるが、10人くらい行けるようでないと、本当の意味での活性化にはならない。少しでもコース設定を難しくしていくことが緊急の課題。海外で、日本人選手は戦う前からコースに負けている」との指針を示した。

 ところが「コース設定を難しくする」という大西副会長の方針がうまくいくか、疑問視する声は大きい。選手会の「考え」とは大きく異なるからだ。

 例えば、かつて日本オープンはタフな設定で知られ、優勝スコアはイーブンパー前後の熾烈な戦いだった。ところが一昨年あたりから設定が変わり、池田勇太(30)が通算10アンダー、昨年は小平智(26)が同13アンダーと、バーディー量産で優勝。「難しい」どころか「やさしい」トレンドになっているのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」