これぞ貧打戦…巨神に「大胆なテコ入れを」と評論家提言

公開日: 更新日:

「数字が示す通りのゲームになってしまいましたね。どちらも打線の状態が悪すぎる。とても広島追撃などと口に出せる状況ではありません」

 巨人が3-2で逃げ切り、連敗を3で止めた昨5日の阪神戦。チーム打率でリーグワーストを争う両球団の戦いは、巨人OBの評論家・高橋善正氏が冒頭でそう指摘するように、「これぞ、貧打戦」という淡泊な攻撃が繰り返された。

 五回まではともに2安打のみ。巨人はこの時点で10三振、阪神は4三振を喫したが、「それも当然の内容でした。三振、凡打のほとんどがボール球に手を出したもの。両チームとも、投手がひるむような迫力あるスイングをする打者もいない。勝った巨人にしても、これではチームに勢いが出てきません」と、高橋氏は斬り捨てるのだ。

 実際、巨人が六回に挙げた3点も、四球と失策で得た好機をなんとかモノにしただけの話。3番の坂本、4番の長野、5番の阿部が揃って打点を挙げるのは6月19日のロッテ戦以来とはいうものの、七回以降は再び無安打、5三振と打線は沈黙した。結局、計16三振の不甲斐なさである。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  2. 2

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  3. 3

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  4. 4

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  5. 5

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾