これぞ貧打戦…巨神に「大胆なテコ入れを」と評論家提言

公開日: 更新日:

 この日、中日に逆転勝ちした広島とのゲーム差はこれで巨人が10.5、阪神は13に開いた。

「チームの重苦しいムードを打破し、勢いづかせるにはやはり、打線の復調が一番です。ともにチーム打率が2割4分台(巨人が.246、阪神が.240)の現状では、チームに勢いがつかないばかりか、投手陣にも悪影響が出る。打線の援護が期待できない状況でマウンドに立ち続けるわけですから、そりゃ心身が疲弊する。5月まで防御率0点台と奮闘していた阪神の岩貞が、ここにきて3度も満塁本塁打を被弾するなどしているのも、味方の貧打戦と無関係ではないと思う。いずれにしろ、両軍が巻き返すには、打線のメンバーをガラリと替えるなり、大胆なテコ入れが必要です」(前出の高橋氏)

 情けない一軍とは対照的に巨人の二軍はイースタンの首位を快走、阪神の二軍もウエスタンで3位と踏ん張っている。二軍のチーム打率はそれぞれ.256、.263と悪くない。一軍がこのまま不甲斐ない戦いを続けるなら、一軍と二軍を首脳陣ごと入れ替えた方がまだ、希望が持てるという気すらしてくる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし