錦織が3回戦進出 苦労人の“脱サラ選手”相手に薄氷の勝利

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 リオ五輪テニスシングルス2回戦で男子第4シードの錦織圭(26)が“脱サラ選手”を相手に薄氷の3回戦進出だ。

 2回戦の相手は1回戦を五輪史上初の6-0、6-0で勝ち上がったミルマン(27=豪)。2年前、肩の故障で試合に出場できず、世界ランクも1000位台に落ちた。

 生活のためにツアーを断念。サラリーマンで生計を立てていた。肩のケガが治り、ようやくツアーに復帰。73位まで順位を上げた苦労人だ。

 錦織は序盤からそのミルマンの強烈なショットに凡ミスを連発。第1セットは第4ゲームをブレークされ、一時は2-5とリードを許す。6-6と追いついたタイブレークでも、一時、0-4とされる。それでもそこから緩急をつけたショットで7ゲーム連取。逆転で第1セットを取った。

 第2セットも2-4とされたが、ドロップショットを武器に挽回。6-4で取り、ストレート勝ちした。

▽錦織の話「最初はショットが決まらず焦りもあったが、途中からラリーのペースを落としたりして、安定したプレーを心掛けた」

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