1日5食の“突貫工事”も…女子75kg級・渡利璃穏は初戦敗退

公開日: 更新日:

 メダルラッシュの波に乗れなかった。

 リオ五輪レスリング女子75キロ級の渡利璃穏(24)は、初戦の2回戦で14年世界選手権2位の地元ブラジル選手アリーネ・ダシルバフェレイラに3-4で敗れた。

 1年前までは63キロ級でリオを目指すも、大学の後輩・川井梨紗子に負けた。ところが、2階級上の75キロ級だけ代表の座が空席だったため、1日5食以上をノルマにするきつい体重増に励み、今年の五輪アジア予選に優勝。五輪キップを手にした。体格で劣るため、組まずにタックルでポイントを取りたかったが、第2ピリオドでは投げを食らった。

「ここで勝つためにやってきた。勝ちきれず悔しい。(自分も)金メダルを取って帰りたいと思ってたの……情けないです」

 無理やり食べての急造代表では勝てるほど五輪は甘くないのか……。

▽レスリング女子75キロ級2回戦
ダシルバフェレイラ(ブラジル) 4―3 渡利璃穏

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも