タイL知る岩政大樹が語る FIFAランク120位の意外な実力

公開日: 更新日:

■前半の入り方が大事

 タイ代表は、彼を軸にボールをつなぎながら、攻撃を組み立てていく。

「タイ選手はパス回しが上手です。日本が中盤エリアで1回、2回とボールを拾われるとタイの選手たちは調子づいて積極的に攻めてくる。日本はそういう形をつくられないように注意すべき。やはり(試合)前半の入り方が、非常に肝心だと思いますね」(岩政)

 要注意選手は「タイのメッシ」だけではない。

 スペイン1部アルメリア(現2部)など欧州の複数クラブでプレー経験があり、タイ代表通算34得点という傑出した実績を誇るFWティーラシン(28)も脅威だ。タイは1日に中東の雄サウジアラビアと対戦。0-1で惜敗したが、その試合でも存在感を見せつけたティーラシンには「細心の注意を払う必要があります」と岩政は強調する。

「14~15年にかけてスペインでプレーしていた彼は今、ムアントンでプレーしていますが、チャナティップら他の主力選手との連係は非常に良好だと思います。たとえばタイの五輪代表は、いくらボールを回してもフィニッシュの迫力を欠くところがありましたが、A代表になるとレベルが上がる。特にうまくてスピードのあるティーラシンが最前線にいるので、決定力の面で五輪代表とはまったく違います。日本にとっても、非常に厄介な部分といえるでしょう」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    長瀬智也が国分太一の会見めぐりSNSに“意味深”投稿連発…芸能界への未練と役者復帰の“匂わせ”

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  5. 5

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  3. 8

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  4. 9

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  5. 10

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…