今季6度目の棄権 ジャンボ尾崎69歳“終生現役”に終止符か

公開日: 更新日:

【ANAオープン】

 本大会7度の優勝を誇り、ツアー制度発足の1973年初代賞金王から12度もトップに君臨したジャンボこと、尾崎将司(69)の今季6度目の棄権が話題になっている。

 大会初日に、10ホールを終了した時点で腰痛のためプレーをやめた。

「この状態ではみなに迷惑をかける。わがままな人生を送ってきたが、試合数を絞るとか将来を考える」(尾崎)

 最後に予選を突破したのは2013年つるやオープン(51位)。それから48試合連続で賞金ゼロが続いている。尾崎と同い年でゴルフファンの政岡としや氏がこう言う。

「ジャンボは日本ツアーを盛り上げた功労者であり、スターであったことは間違いない。終生現役にこだわり、シニアツアーに背をそむけてきた。彼のプライドであり、生きざまだから、それはいい。だが試合に出ても棄権ばかりで痛々しい姿しか見せられないのなら、ファンを失望させるだけです。レギュラーにしがみついているのもエゴにしか思えなくなる。せめて2日間プレーできる体づくりをして、もう一度出直して欲しい」

 圧倒的な飛距離でギャラリーを魅了してきたジャンボ。タイガー・ウッズが来日出場した時には「飛距離は負けていない」と胸を張った。だが今ではドライバー飛距離は246ヤードしかなく、ランク外。

 古希前にやっと潮時を悟ったか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  2. 2

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  3. 3

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手

  4. 4

    早大が全国高校駅伝「花の1区」逸材乱獲 日本人最高記録を大幅更新の増子陽太まで

  5. 5

    timelesz篠塚大輝“炎上”より深刻な佐藤勝利の豹変…《ケンティとマリウス戻ってきて》とファン懇願

  1. 6

    早瀬ノエルに鎮西寿々歌が相次ぎダウン…FRUITS ZIPPERも迎えてしまった超多忙アイドルの“通過儀礼”

  2. 7

    国民民主党“激ヤバ”女性議員ついに書類送検! 野党支持率でトップ返り咲きも玉木代表は苦悶

  3. 8

    池松壮亮&河合優実「業界一多忙カップル」ついにゴールインへ…交際発覚から2年半で“唯一の不安”も払拭か

  4. 9

    波瑠のゴールインだけじゃない? 年末年始スクープもしくは結婚発表が予想される大注目ビッグカップル7組総ざらい!

  5. 10

    アヤックス冨安健洋はJISSでのリハビリが奏功 「ガラスの下半身」返上し目指すはW杯優勝