ヤクルト退団浮上で 巨人はバレンティンにも手を出すのか

公開日: 更新日:

「主砲とエースと抑えの外国人を同じセのBクラスのチームから同時に引き抜くという荒業だったが、結果としてラミレスは移籍元年から2年連続MVP。最初の3年間で打点王2度、首位打者、本塁王を獲得して4番に君臨した。08年はグライシンガーが最多勝、クルーンもセーブ王。1年目に3人が全員タイトルを取る活躍を見せられては、内外から批判されようが味をしめます。この3人は08、09年までのリーグV3をチームの根幹で支えた。だから今でも他球団の主力助っ人は、毎年有力候補に挙がるんです」

 確かに今年はあの時に似ている。当時の球団会長で現・読売新聞グループ本社代表取締役の渡辺主筆が夏場に「やっぱりこれは由伸(高橋監督)の責任じゃないからな。フロントだよ。補強してないんだから。こんな補強せずに、今の陣容で勝てったって無理」と同じような苦言を呈している。

 今季のチーム総得点はリーグ5位の489。広島は670。およそ200点も少なくては、勝てるはずなどない。

 来日6年で通算185本塁打を記録しているバレンティンなら、計算できるし、手っ取り早い――。切羽詰まった巨人が補強において何でもやることは、歴史が証明している。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

  2. 2
    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

  3. 3
    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

  4. 4
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 5
    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

  1. 6
    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

  2. 7
    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

  3. 8
    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

  4. 9
    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

  5. 10
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗