著者のコラム一覧
釜本邦茂元日本サッカー協会副会長

1944年4月15日生まれ。京都市出身。早稲田大2年で日本代表入り。64年東京五輪に続いて出場した68年メキシコ五輪で得点王を獲得。銅メダル獲得の原動力となった。日本代表Aマッチ76試合75得点(B、Cマッチを含めると231試合153得点)。Jリーグ発足後はG大阪初代監督。98年に日本サッカー協会副会長。95年から参議院議員を務めた。

「本田1トップ」がサプライズ? ハリル監督には芸がない

公開日: 更新日:

 W杯最終予選のオーストラリア戦(11日)でFW本田圭佑が、先発としては12年10月のブラジル戦以来となる1トップに起用された。

 ハリルホジッチ監督は「サプライズ」と話していたが、10年南アW杯で岡田武史監督が本田を1トップに置いて16強に進出したし、ボクも「スピードと突破力のない本田を使うのなら、1トップで先発させてフィジカルの強さを生かすべき」とゲンダイ紙上で何度も指摘してきた。

 なのにサプライズとコメントするハリルホジッチ監督。「芸がないなぁ……」とつぶやいてしまった。結局、本田は後半になって疲労がたまったのか、完全に精彩を欠いて同39分にFW浅野拓磨と交代したが、ハリルホジッチ監督には「タイミングが遅い」と声を大にして言いたい。

 そもそもハリルホジッチ監督は、代わり映えしない選手を招集し、いつも通りの選手を起用する傾向が強い。すべて「無難なやり方」しかできないタイプに思える。予選4試合を消化してB組3位の日本が、これから順位を上げていくのにプラス材料はあるのか、不安になってしまう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  3. 3

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 4

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  5. 5

    (5)「名古屋-品川」開通は2040年代半ば…「大阪延伸」は今世紀絶望

  1. 6

    「好感度ギャップ」がアダとなった永野芽郁、国分太一、チョコプラ松尾…“いい人”ほど何かを起こした時は激しく燃え上がる

  2. 7

    衆院定数削減の効果はせいぜい50億円…「そんなことより」自民党の内部留保210億円の衝撃!

  3. 8

    『サン!シャイン』終了は佐々木恭子アナにも責任が…フジ騒動で株を上げた大ベテランが“不評”のワケ

  4. 9

    ウエルシアとツルハが経営統合…親会社イオンの狙いは“グローバルドラッグチェーン”の実現か?

  5. 10

    今井達也の希望をクリアするメジャー5球団の名前は…大谷ドジャースは真っ先に“対象外"