国際体操連盟会長選 日本人理事圧勝のウラに文科省マネー

公開日: 更新日:

 国際体操連盟(FIG)の第9代会長に選出された日本協会の渡辺守成専務理事(57)は、欧州体操連合のグルゼク会長(68=フランス)と一騎打ちとなった19日の会長選で勝利。100対19という圧勝だった。

 欧州出身者以外がFIG会長になるのは初。日本人が五輪実施競技の国際連盟(IF)の会長に就任するのは、国際卓球連盟会長を87~94年まで務めた故・荻村伊智朗氏以来22年ぶりとなる。

 欧州出身者が牛耳ってきたFIGのトップに立った渡辺氏は、「内村(航平)や白井(健三)の活躍、リオ五輪団体金メダル獲得が選挙戦の後押しになった」と語っていたが、ブルーノ・グランディ前会長のバックアップも大きかった。

「前会長は、リオ五輪の男子団体で金メダルを獲得した日本を高く評価。中国メディアには、前会長が『日本は東洋人の緻密さを残しつつ、西洋に学んだ。伝統の束縛から脱却した。中国がロボットのような練習を続けるならば、演技がどれだけ完璧であっても、表現力では劣る』と発言したと報じられました。日本びいきなのは確かで、前会長の存在も選挙の追い風になった」(アマチュアスポーツ担当記者)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希にリリーバーとしての“重大欠陥”…大谷とは真逆の「自己チューぶり」が焦点に

  3. 3

    日本ハム最年長レジェンド宮西尚生も“完オチ”…ますます破壊力増す「新庄のDM」

  4. 4

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  5. 5

    初の黒人力士だった戦闘竜さんは難病で入院中…「治療で毎月30万円。助けてください」

  1. 6

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希もようやく危機感…ロッテ時代の逃げ癖、図々しさは通用しないと身に染みた?

  3. 8

    ドジャース大谷翔平が“本塁打王を捨てた”本当の理由...トップに2本差でも欠場のまさか

  4. 9

    “条件”以上にFA選手の心を動かす日本ハムの「圧倒的プレゼン力」 福谷浩司を獲得で3年連続FA補強成功

  5. 10

    吉沢亮は業界人の評判はいいが…足りないものは何か?