“ドラ1対決”にも敗れ…創価大・田中に注がれる厳しい目

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 最速156キロ右腕がもろくも崩れた。

 31日に行われた関東地区大学野球選手権大会2回戦。1位と外れ1位で差はあれど、先日のドラフトでともに5球団が競合した創価大・田中正義ソフトバンク)と桜美林大・佐々木千隼ロッテ)が対戦。軍配は佐々木に上がった。

 田中は初回、内野安打と自らの野選、死球でピンチをつくると、暴投、右中間への2点適時打でいきなり3失点。四回にはソロを浴び、4回4失点でマウンドを降りた。

 試合後、田中はうっすら涙を浮かべながら、「力のなさを痛感する一年でした」と、心情を吐露。

「立ち上がりは直球に絞られていたのは分かっていたけど、それしか投げるボールがなかった。直球も走っていなかったので……。理由? ちょっとフォームの問題もあった。(体の)開きがいつもより早かったのかな、と」と、続けた。

 田中は今年4月に右肩を痛め、実戦復帰まで約4カ月を要した。即戦力という触れ込みだが、ある球団スカウトは「今の状態では2ケタ勝利は難しい」とこう話す。

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