桜美林大・佐々木は? ドラフト“外れ1位”大化けの条件

公開日: 更新日:

 さる20日のドラフトは異例ずくめになった。田中正義(創価大)と並ぶ目玉といわれた153キロ右腕の佐々木千隼(桜美林大)が最初の入札でまさかの指名なし。この佐々木が「外れ1位」としては史上最多となる5球団競合という珍事の主役になると、これが4人の「外れの外れ1位」選手を生む前代未聞の事態も引き起こした。1巡目で名前を呼ばれなかった佐々木は唇がカサカサになるほど焦ったというが、過去のドラフトを見れば「外れ1位」で大成した選手は少なくない。

 例えば、“大魔神”佐々木主浩と小宮山悟はそれぞれ89年に野茂英雄の抽選に外れた大洋(現DeNA)とロッテに1位指名されて入団。巨人坂本勇人堂上直倫中日)の外れ1位。今季、史上初となる2年連続の「トリプルスリー」を達成した山田哲人に至っては、斎藤佑樹日本ハム)、塩見貴洋(楽天)を相次いで外したヤクルトに指名された「外れの外れ1位」だ。

 外れのはずが、とんでもない大当たりとなるケースが多くあるのである。中日でスカウトを務めた経験のある評論家の高橋善正氏が言う。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景