母は水泳エリート 広島1位・加藤拓也の身体能力のルーツ

公開日: 更新日:

 最速153キロ。広島ドラフト1位指名・加藤拓也(投手・21歳・慶大)の身体能力は母親譲りだ。富山出身の母・裕子さん(58)は学生時代、水泳一筋。個人メドレーが本職ながら、中学時代は400、800メートル自由形で全国優勝の輝かしい実績を持つ。東京・池袋のスイミングスクールから声がかかったため、中学卒業後に上京。東京の高校に通いながら、2、3年時はインターハイの200、400メートル個人メドレーで全国制覇した。裕子さんがこう振り返る。

「15歳で親元を離れ、水泳しかやっていません。本気でモントリオール五輪(76年)を目指していました。選考会は優勝したんですが、記録が届かずに五輪へは行けなかったんです」

 その後、特待生として東京の大学に入学。1、2年時にインカレで全国優勝し、400メートル個人メドレーで歴代2位(当時)の記録を打ち立てたものの、五輪への気持ちはすでに切れていた。

あの頃の女子水泳界は、20歳を過ぎたらおばさんですから(笑い)。自分の中では大学2年生で全国優勝して一区切りという気持ちでした」(裕子さん)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは