ソフトB1位田中正義 156キロの“剛腕”生んだ母親の料理

公開日: 更新日:

 横浜市鶴見区――後に最速156キロを投げる4人きょうだいの三男坊は、川崎市と隣り合う住宅街で産声を上げた。

 創価高校に進学するまでの15年間、上末吉小学校、末吉中学校と地元で過ごした田中。小学生時代に所属した駒岡ジュニアーズの山田利行代表が言う。

「小学校1年生の時に入団して、徐々に力をつけていったという印象ですね。ボールも速かったですが、横浜市内の小学生の中でも飛び抜けていたかというと、そうでもない。制球も良いことは良いが、崩れると立て直すのが難しい、という投手でした」

 会社員の父、淳さんも学生時代に野球歴があり、大の野球好き。地元草野球チームに入り、早朝6時から試合や練習をこなしていたこともある。そんな父に田中が影響されたのは必然だった。

 小学校に入学直後、田中は淳さんに「僕も野球がやりたい」と、おねだり。そこで父子は地元にある2チームを見学した。スポーツジャーナリストの二宮清純氏が代表を務める「スポーツコミュニケーションズ」のHPに掲載された田中の記事の中で、淳さんは当時をこう振り返っている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本ハム新庄監督がドラフト会議出席に気乗りしないワケ…ソフトB小久保監督は欠席表明

  2. 2

    佐々木麟太郎をドラフト指名する日本プロ球団の勝算…メジャーの評価は“激辛”、セDH制採用も後押し

  3. 3

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  4. 4

    小嶋陽菜はブランド17億円売却後に“暴漢トラブル”も…アパレル売れまくりの経営手腕と気になる結婚観

  5. 5

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  1. 6

    ドラフト目玉投手・石垣元気はメジャーから好条件オファー届かず…第1希望は「日本ハム経由で米挑戦」

  2. 7

    今秋ドラフトは不作!1位指名の事前公表がわずか3球団どまりのウラ側

  3. 8

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  4. 9

    「仮面の忍者 赤影」で青影役 金子吉延さんは週5日の病院通いで「ダイジョーブ?」

  5. 10

    また日本中がブラック企業だらけになる…高市首相が案の定「労働時間規制」緩和指示の醜悪