笑顔で復帰宣言も…横綱白鵬が知ってしまった“休場の味”

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 綱とりを目指す大関豪栄道(30)は「もう一場所休んでもらっても良かったのに」と言いたい気分ではないか。

 13日に初日を迎える大相撲11月場所で、横綱白鵬(31)が復帰宣言。

「(仕上がりは)9割というところ。勝負勘、相撲勘というのがあるから、その辺だけ、しっかり認識してやっていきたい」

 と笑顔を見せた。

 先場所は、以前から痛めていた右足親指の影響で、横綱として初の全休。患部の骨片除去手術を行い、さらに休養十分とあって好調をアピールした。

 しかし、気になるのが今後だ。右足親指をかばった影響で、右足首の関節炎、左膝のタナ障害と立て続けに負傷。

 白鵬は07年に横綱に昇進してから先場所までの9年間で全休はゼロ。過去、これほど頑丈だった横綱は一人もいない。中でも、58年に現在の年6場所制になってからは横綱の休場は珍しくなくなった。それだけに白鵬の無休は偉業に違いないとはいえ、長年のダメージが蓄積しているのもまた事実だ。

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