羽生 今季最高点でSP首位も「自己ベスト更新したかった」
フィギュアスケートのGPファイナル(フランス・マルセイユ)は8日(日本時間9日)、男子ショートプログラム(SP)を行い、男女通じて初の4連覇を狙う羽生結弦(22)が今季最高の106.53点をマーク。2位のパトリック・チャン(25)に7点差近くをつけて首位に立った。
羽生は冒頭の4回転ループで着氷を乱したが、その後は安定した滑りを披露。4回転サルコー、3回転トーループの連続ジャンプにトリプルアクセル(3回転半)と大技を決めて着実に加点した。
好スタートを切った羽生は「(4回転)ループは汚いジャンプだったが、NHK杯より少しステップアップした」と手応えを口にしながらも表情は冴えなかった。自身が11月のNHK杯で記録した今季最高得点を塗り替えたが、「(世界記録でもある110.95点の)自己ベストを更新したかったので、悔しさがある」と話した。
昨年3位で2連続表彰台を目指す宇野昌磨(18)は転倒のミスが響いて86.82点で4位だった。
宮原知子(18)は9日の女子SPに登場。フリーは男女とも10日に行われる。