落合GM“解任”の内幕 クビの決め手は中日ファンの脅迫電話

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 落合GMと白井オーナーの蜜月ぶりは周知のものだった。

 落合GMは就任2年目あたりからマスコミに一切、口をきかなくなった。ナゴヤドームにほとんど顔を出さず、「二軍施設で新聞読んでソロバンはじいてるだけ」と揶揄する声が内部から出ても、オーナーは聞く耳をもたなかった。

「GMが記者にコメントすらしないのは、オーナーの指示だったという話もある。『谷繁の邪魔をするな』とね。それをかたくなに守った。従順な男だとオーナーの株を上げた。GMになれたのも、オーナーの奥さんが他界されてから、GMが時々、自宅で食事を振る舞うようになって、顔を合わせる機会が増えたのがきっかけだと言われた」(前出のOB)

 総帥がいくらフォローしても、肝心の落合GMはドラフトの失敗などでチームを引っかき回すばかり。むしろ足かせでしかなかった。就任3年で目立った仕事といえば選手年俸の大幅カットくらい。そのくせ、自身は1億円の年俸を取っているといわれた。選手はソッポを向き、FA権を取った主力の大島、平田も一時は退団を決意。チーム崩壊の危機が現実味を増したとあっては、“破局”は必然だった。

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