高梨沙羅の“強力ライバル” ザイフリーツベルガーが復調

公開日: 更新日:

 欧州を代表する女子ジャンパーで、W杯女王高梨沙羅(20)の強力なライバルのひとりがオーストリア代表のジャクリーン・ザイフリーツベルガー(25)だ。

 オーバーエスターライヒ州の山岳地帯で生まれ育ち、4歳でジャンプを始めるとめきめきと頭角を現した。13歳でナショナルチームに初選出され、04年7月にはW杯の下部大会に位置付けられるコンチネンタルカップ(米国)で代表デビュー。06年3月の同蔵王大会で初めて表彰台に立ち、08年のジュニア世界選手権を制するなど、順調に結果を残してきた。

 シニア転向後はW杯を主戦場とし、12-13年シーズンは総合4位に入った。女子ジャンプが五輪正式種目に採用された14年ソチ大会では、銀メダルを獲得したダニエラ・イラシュコ・シュトルツ(33)とともにメダル、上位入賞を期待されたが、前年12月の練習中、着地に失敗して右膝の靱帯断裂の重傷を負ってスタート台にすら立てなかった。

 昨季のW杯札幌大会で3位に入り、3シーズンぶりの表彰台で完全復活をアピール。今季もW杯の得点ランキングで4位(215点)に付けている

 今後も高梨を脅かすに違いない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々