びわ湖毎日で露呈…若手2人に東京五輪マラソンは“遠い夢”

公開日: 更新日:

「甘いもんじゃない……」と痛感したのではないか。

 男子マラソン世界選手権代表の最終選考会となる、びわ湖毎日。優勝はケニアのエゼキエル・キプトー・チェビー(26)で記録は2時間9分6秒。

 日本勢トップはリオ五輪代表の佐々木悟(31)が2時間10分10秒で4位に入るも、悪条件でもないのに2時間10分を切れない時計では代表入りはないだろう。

 今大会はリオデジャネイロ五輪で16位と期待を裏切った佐々木より、若手2人が注目を集めた。箱根駅伝を3連覇した青学大のエース・一色恭志(22)と、東海大時代はやはり箱根で活躍した1万メートルが“本職”の村沢明伸(25)だ。

 東京五輪のマラソン代表を狙うこの2人、一色は18キロすぎに先頭集団から遅れ始めると30キロすぎに途中棄権。その後、気を失い病院行きとなった。一方の村沢は、30キロまでは2時間8分台のペースで4位にいたが、終盤のガス欠で28位に終わった。

「マラソンは35キロからが本当の勝負」といわれるが、一色と村沢は、30キロ以降に力不足が露呈した。

 一色は、「東京五輪まではあと3年しかない」と、残されている時間が少ないことは自覚しているようだが、現状では日の丸をつけて大舞台を走ることは厳しそうだ。

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