ホスト役米国の憂鬱 エース右腕に“代表落ち宣告”の裏事情

公開日: 更新日:

「登板に向けて準備していたのに本当にガッカリしているよ」――。

 米国代表の主戦級だったレイズのエース右腕クリス・アーチャー(28)が19日付(日本時間20日)地元紙「タンパベイ・タイムズ」(電子版)に不満をぶちまけている。

 1次ラウンド初戦コロンビア戦に先発し、4回をパーフェクトに抑えたアーチャー。昨季33試合で9勝19敗と大きく負け越したが、これは打線の援護に恵まれなかったため。米国のエース格だけに準決勝以降の登板が有力視されながら、すでに代表落ちを宣告され、レイズのキャンプ地に戻ったのだ。

 このアーチャーに代わって21日(同22日)の準決勝(日本戦)に先発することになったのが、ナショナルズの右腕タナー・ロアーク(30)。昨季は先発33試合で16勝10敗、防御率2・83と結果を残したが、今大会は不振。11日の1次ラウンド(ドミニカ共和国戦)では2番手で登板し、ソロ本塁打を含む3安打3失点2四球と精彩を欠き、1回3分の1で降板している。

■レイズ側が横やりか

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性