米国戦先発の菅野智之「HR打たれるならぶつける覚悟で」
侍ジャパンは20日(日本時間21日)、米国との準決勝を翌日(日本時間22日午前10時試合開始)に控え、試合会場であるドジャースタジアム(米ロサンゼルス)で練習を行った。
先発の大役を任された菅野(巨人)は肌寒さを感じる曇り空の中、ランニング、遠投などで調整。捕手を立たせたキャッチボールではカーブ、スライダーなど変化球を織り交ぜて感触を確かめた。
前回登板のキューバ戦(14日)では4回4失点と役割を果たせなかったが、「夢の舞台。(準決勝の先発は)誰しも与えられる役割ではない。球数制限はあるが、気にせず投げたい」とキッパリ。
「2死三塁で2人を四球で出したとしても、どんな形でも抑える気持ちで。本塁打を打たれるくらいなら死球をぶつけるくらいの覚悟でいく」と好調な米国打線封じを誓った。
会見に臨んだ小久保監督は菅野の起用について「全てを彼に託した。勝つために一番いい投手を選んだ」と説明。「先発が投げている段階で、ある程度リードした展開に持ち込まないと厳しいと思う」と先手必勝を誓った。