評論家は“20年限界説”指摘 宮里藍に見るゴルファーの宿命

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「では、米ツアーを撤退して日本でやればいい、というプランもありますが話は簡単ではない。今季日本ツアー開幕戦のダイキンオーキッドに出場して通算13オーバー、最下位だったように、パットがうまくて米ツアー9勝を挙げたときの勢いがまったくない。ゴルフを本格的に始めてから体力、技術とも衰えるという現役20年説がありますが、宮里は1999年に全国中学選手権を制してから18年になる。そろそろ限界に近づいている。ただ並の選手と違って、実績と知名度があるだけに、自分の意思だけでは簡単に引退することはできない。競技人生をやめるにやめられないのです」

 藍ちゃんブームを巻き起こし、日本ゴルフ界を盛り上げた功労者だ。日本女子プロゴルフ協会や日本ゴルフ協会がジュニア指導など、引退後のポストを用意してもいい。ファンもこれ以上落ちぶれていく藍の姿は見たくないはずだ。

 “勝てなくなったらおしまい”というプロの宿命とも、藍は闘っているわけだ。

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