開幕戦勝てず…ダルを駆り立てる“門下生”へのライバル心

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 田中に対しては日本ハム時代から意識していたし、その気持ちが嫉妬にも似た感情に変化したのはおそらく、田中がヤンキースと年平均25億円近い7年契約を結んでからではないか。ダルはかつて「マー君のポスティングのカネとか上がってるけど、ボクのときはムリだったですから。松坂さんが手術して、黒田さんしか活躍していなかったですから」と言ったことがある。自身の年平均10億円の6年契約は、メジャー移籍のタイミングが悪かっただけと言わんばかりだ。

 大谷が163キロを連発したときには「バネはすごいけど、僕みたいに調整して細かいことができるってわけじゃない」と発言した。昨シーズン、投げて165キロ、打って22本塁打の大谷は、すでにメジャーのスカウトから「総額300億円」との声も上がっている。ダルには160キロ近い速球に加え、「細かいこともできる」という自負があるだけに大谷に負けたくないという気持ちは強い。

 今季は相手打線だけでなく、ニューヨークや北海道をにらみながらの一年になりそうだ。

▽ダルビッシュのコメント
「七回(1死)まで投げられたのは良かった。ボールがバラついて、ストライクを取るのに苦労した」

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