連盟はメダルに未練も…大麻スノボ選手“更生離脱”の余波

公開日: 更新日:

「まだ間に合う」と思っているのではないか。

 昨年4月、スノーボード(以下スノボー)の未成年の男子選手2人が米国遠征中に大麻を使用し、全日本スキー連盟(SAJ)から競技者登録の無期限停止などの処分を受けた。SAJはこの2人をボランティア活動などのプログラムで更生させ、平昌五輪に出場させるつもりだったが、現在20歳になる1人は昨年11月、禁止されている海外のプロ大会に参戦。この日までに、更生プログラムから外れたことがわかった。

 SAJは20日、この問題を協議し、更生を認めた1人の処分を解除することを決めた。プログラムから外れたもう一人は、処分を継続する。

 スノボーといえば昨年10月にも、未成年の強化指定選手の飲酒が発覚。5人が処分された。あるスキー関係者は、顔を曇らせこう言った。

「スキーとスノボーは別の競技ですから、統括する団体も違っていた。ところが、若者人気でカネになると見た国際オリンピック委員会(IOC)が、スノボーを国際スキー連盟(FIS)の傘下に入れた。来年の平昌五輪では、スキージャンプのような急傾斜面を滑降し、踏み切り台から空中に飛び出しエア(技)を見せる、ビッグエアという若者に大人気の種目も採用された。スノボー選手は10~20代の若者ばかりで事件が多発する。昔のように『スキーとスノボーの団体は2つに分けるべき』という者は少なくないのです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    周囲にバカにされても…アンガールズ山根が無理にテレビに出たがらない理由

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  4. 4

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  5. 5

    田中圭が『悪者』で永野芽郁“二股不倫”騒動はおしまいか? 家族を裏切った重い代償

  1. 6

    のんが“改名騒動”以来11年ぶり民放ドラマ出演の背景…因縁の前事務所俳優とは共演NG懸念も

  2. 7

    ダウンタウン「サブスク配信」の打算と勝算……地上波テレビ“締め出し”からの逆転はあるか?

  3. 8

    1泊3000円! 新潟県燕市のゲーセン付き格安ホテル「公楽園」に息づく“昭和の遊び心”

  4. 9

    永野芽郁と橋本環奈…"元清純派"の2人でダメージが大きいのはどっち? 二股不倫とパワハラ&キス

  5. 10

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ