広島・菊池涼介が語った“侍J戦士”打撃不振の根本原因

公開日: 更新日:

「でも開幕したらそんなことは言ってられない。とにかくチームのためにできることはないかと毎日思いながら、打てないなりに進塁打を打とうとか、そうやって切り替えていこうと。11日の巨人戦で5安打というのがあって、結果的に楽になれた自分もいたので今がありますけど、あの5安打がなかったら絶対苦しんでいますよ」

■「打撃のズレは確かにある」

 実際、菊池や中田のようにWBCで常時、試合に出続けた野手の多くが不振に悩んでいる。

「翔の場合は故障なんでこの話が関連しているかはわからないですけど、(DeNA戦だった)20日、筒香とも話をして、やっぱり打撃のズレというのは確かにあると思うんです。向こうはツーシームだったり、とにかく速いボールを動かして勝負してくる。WBCでは投手の攻め方や球筋の違いに対応しようとずっとやってきた。個人差はあれど、タイミングの取り方だったり、それを元に戻す難しさに少なからず苦しんでいる部分はあると思います。ただ、それも慣れですからね。そのうち、みんな状態は上がってきますよ」

 米国との準決勝では1点しか挙げられず敗れた。多くの打者は投手の高速かつ球威あるムービングボールに苦慮し、驚き、結果的に世界一の夢を打ち砕かれた。侍ジャパンの面々の脳裏に、1カ月たった今もまだ動くボールの“残像”がこびりついているなら、不振に悩むのもわからなくはない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは