大会連覇射程圏 トンプソンじわり9位タイ浮上の“威圧感”
【ワールドレディス・サロンパス杯】
前年覇者のレキシー・トンプソン(22)が30位発進からトップ10に入ってきた。大会2日目は3番からの4連続を含む5バーディー、1ダブルボギーの69で回り、通算1アンダー9位タイに浮上だ。
会場で2年続けてトンプソンのスイングを見た石井明義プロがこう解説する。
「1年前はハーフショットみたいにガツンとアイアンのヘッドにボールを当てて真っすぐ飛ばすことに集中していたが、今年はフィニッシュをとっている。それだけ柔らかくボールを打っており、スピンがかかっていない。昨年はピン奥にカップが切られたらバックスピンで遠ざかってしまったが、今年はうまくボールをコントロールできている。ドライバーが飛んで曲がらず、セカンドはほとんどPWかショートアイアンと飛距離のアドバンテージを十分に生かして落ち着いて戦っている。決勝ラウンド2日間は、優勝を争う選手にとって怖い存在になるでしょう」
昨年は東C、今年は西Cと舞台が違う。初日は風が吹いたこともあって2オーバーと出遅れたが、戦いながら修正して、ちゃんとアンダーパー圏内に戻してくるのはさすがだ。