陸上DLに急きょ参戦 サニブラウン「100m9秒台」に現実味

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「先を越されるんじゃないか」との声もある。

 13日に行われる陸上のダイヤモンドリーグ(DL)上海大会に、15年世界ユース短距離で2冠を果たした日本のサニブラウン・ハキーム(18)の参戦が急きょ決まった。

 今秋からフロリダ大への進学が決まっているサニブラウンはこれまで、南アフリカやオランダ、米フロリダなどで練習を積み、4月の米国ブライアン・クレイ招待の100メートル(追い風1・8メートル)で自己ベストの10秒18をマークした。ちなみに200メートルでも20秒41(追い風0・9メートル)を記録。8月の世界選手権(ロンドン)の参加標準記録(20秒44)を突破した。

 DL上海大会には、桐生祥秀(21)やケンブリッジ飛鳥(23)も出場。2人とも追い風2メートル超の参考記録では9秒台を出しているものの、自己ベストはそれぞれ10秒01と10秒10。国内初となる9秒台を狙っているわけだが、「最も9秒台に近い男」と言われて久しい桐生が10秒01を出したのは13年4月の織田記念。今季のベストは10秒04で、サニブラウンより力は上とみられている。

 それでも海外選手との合同練習で急激にスピードアップしている18歳のスプリンターなら、あっさり10秒の壁を破るかもしれない。

 桐生にもたもたしている時間はない。

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