千秋楽までもつの? ボロボロ稀勢の里は初日土でもう試練

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 5月場所のチケットは発売わずか90分で完売。懸賞も約2200本と過去最多記録を更新した。稀勢の里への指定懸賞は先場所の倍となる608本と大盛況。「本人が決断すればまだしも、こちらから休場を勧めるわけには……」というのが、相撲協会の本音だろう。

■現師匠は有益なアドバイスもなし

 こうした時こそ師匠の一言がモノ言うのだが、田子ノ浦親方(元平幕隆の鶴)にそれを期待するのは無理だ。

「稀勢の里が師匠と慕うのは、先代の故・鳴戸親方(元横綱隆の里)ひとりだけ。彼にとって、現師匠はものの数にも入っていないでしょうね。田子ノ浦親方は現役時代の番付最高位は前頭8枚目止まり。しかも、部屋を持ってまだ7年にも満たず40歳と経験も浅い。稀勢の里に相撲を一からたたき込んだ鳴戸親方と比較するのは酷にしても指導力を疑問視されている。だから稀勢の里は、相撲に関してはすべて自分で考えている。いまさら親方が何か忠告したところで、耳を貸さないし、有益なアドバイスもない。3日に行われた横綱審議委員会の稽古総見を無断欠席した前代未聞の一件は、田子ノ浦親方が協会への報告を忘れたということになっているが、2人のコミュニケーション不足が原因で起きたミスという声もある」(相撲記者)

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