W杯予選は日本に勝機あり 六川亨氏が難敵豪州の戦力分析

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「オーストラリアの持ち味は、強靱なフィジカルを前面に押し出しながらファイトするところ。ところが最近、ボールポゼッション(支配率)を高める戦術にシフトしており、逆にオーストラリアの良さがスポイルされている。この日のドイツ戦でも、劣勢なのにボールをつなごうという意識が強過ぎ、それがスコアに反映した。オーストラリアは難敵に違いないが、フィジカル主体の戦い方とポゼッション重視の戦術が“どっちつかず”になっている現状は、日本にとってプラスと言える」

 そう言えば……と六川氏がさらに続ける。

「昨年10月、敵地でのW杯最終予選オーストラリア戦を取材。1―1のドローに終わったが、試合後の会見でオーストラリアの監督と主将が『我々は蹴るだけのサッカーではない。きちんとボールをつなぐ戦いもできるようになった』と胸を張っていた。当時から総合的にレベルアップしているとは言い難く、この傾向は日本に好材料です」

 8月の一大決戦。日本に勝機あり――なのだ。

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