シャラポワ全米OP出場に“黄信号” 左腕故障で前哨戦欠場
元女王がまたケガに泣いた。
女子テニスのマリア・シャラポワ(30=ロシア)が3日、左腕故障のため、4大大会今季最終戦の全米オープン(28日開幕)前哨戦で主催者推薦出場が決まっていた7日からのロジャーズ・カップ(カナダ・トロント)欠場を発表。シャラポワは2日のバンク・オブ・ザ・ウエスト・クラシックの2回戦で左腕に痛みを訴えて棄権していた。
シャラポワは「今回は残念なことになったが、大好きな試合に一日でも早く復帰できるように、しっかりと調整したい」と主催者を通じて談話を発表したが、これで全米オープン出場にも黄信号がともった。
仮に全米オープンまでに故障が回復しても、同大会はワイルドカードを申請せずに予選から出場するため、ハードな日程を強いられる。
今年4月にドーピング違反から1年3カ月ぶりの復帰を果たしたが、5月のイタリア国際では左太ももを痛めて2回戦で途中棄権した。
30歳を過ぎてから相次ぐ故障に悩まされているだけに、3年ぶりの全米では苦戦を強いられそうだ。