2000安打は称賛も…阿部頼み続く巨人にOBが強い危機感

公開日: 更新日:

■阿部本人も「心配でやめられない」

 一方で首位を独走している広島は三拍子揃った22歳の鈴木誠也が4番に定着、チームを牽引している。中村氏が続ける。

「40歳の新井や助っ人のエルドレッドは交互に出場しながら若いチームの後方支援に回っている。新井は昨季のMVPだが、今年はサブ的に起用されることで、ベテランも疲弊することなく、仕事ができるという好循環が生まれる。38歳になった阿部も本来はこういう使い方をされなければいけない。このままでは広島に置いていかれる一方。巨人OBとして強い危機感を感じずにはいられません」

 全くである。高橋監督は「(阿部を休ませる)余裕はない。(起用法は)変わらない。代わりはいないから」と言うのだが、一体いつまで阿部に頼る気なのか。巨人ファンのコジロー氏(漫画家)がこう言う。

「久しぶりに巨人のいいニュースでしたが、ファンとしては素直に喜べないところがあります。阿部の成績は決して良くありません。それでも、いまだにありがたがって4番を任せている。取って代わる選手がいないなんて、プロの球団としておかしい。この先、不安でなりません。これまで大きく期待された選手もいました。大田なんてその代表格。でも、育て切れずに日本ハムへ放り出してしまった。今では岡本ですか。でも一向に出てきません。ファンとしては物足りませんよね。広島は鈴木、DeNAは筒香。生え抜きの若い4番打者がいるチームが羨ましい。もし早実の清宮がプロ入りを表明して、巨人が奇跡的に交渉権を引き当てて獲得できたとして、果たして育てられるのかと思ってしまいます」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動