大谷を「とりあえず」 投げさせるハム栗山監督“裏の狙い”

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 31日、札幌で行われるソフトバンク戦に先発する大谷翔平(23、日本ハム)には米球界も注目している。

 中でもヤンキースはキャッシュマンGMが直々に視察するだけに、地元のニューヨークメディアはこぞってこの話題を取り上げた。「ヤンキースのキャッシュマンGMは大谷翔平を見ている」(ニューズ・デー)、「キャッシュマンは日本にスーパースターを見に行く」(ニューヨーク・ポスト)といった具合だ。

 その大谷は昨29日、ブルペンで約20球の投げ込み。その後、「できるだけゼロで抑えられるように頑張りたい」とコメントした。

 今回は今季2回目の先発。前回7月12日のオリックス戦は1回と3分の1を投げ、2安打3四球4失点だった。「バランス的に完璧な投球はできないけど、とりあえずいくつもり。60球くらいになるだろう」とは栗山監督。懸案の右足首は完治していないだけに、今回も万全とは言い難い。それでも「とりあえず」投げさせるのは、大谷目当てで続々来日するメジャー球団のフロント幹部に、投手もできるというところをアピールするために違いない。

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