代表1枠めぐり 皆川夏穂42年ぶり快挙の裏に“骨肉の争い”

公開日: 更新日:

 新体操の世界選手権(イタリア・ペーザロ)は31日(日本時間1日)、個人予選の後半2種目(クラブ、リボン)を行い、皆川夏穂(20)はクラブで15.750点、リボンで15.300点。種目別決勝進出はならなかったが、4種目合計65.050点の9位で上位24人による個人総合決勝に進んだ。

 前日のフープで銅メダルを獲得し、個人では42年ぶりの表彰台に立った皆川。個人総合決勝に向け「(各演技の)1分半を絶対にやり切るという強い気持ちを、最後までなくさないことが大事」と気を引き締めるように話した。

 中学卒業後の2013年から日本体操協会の強化策で強豪・ロシアに留学。ロシア人コーチからも才能を高く評価され、レベルの高い地元選手と切磋琢磨して素質が開花した。リオ五輪予選を兼ねた前回15年のシュツットガルト大会では15位に入り、3大会ぶりに五輪の個人総合の出場枠を獲得した。当初は日本人最上位の選手にリオの出場権が与えられるはずだったが、なぜか代表内定を見送られた。日本体操協会が同じロシアに留学する早川さくら(20)を推しているからだと、まことしやかにささやかれた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  2. 2

    日本中学生新聞が見た参院選 「参政党は『ネオナチ政党』。取材拒否されたけど注視していきます」

  3. 3

    参政党トンデモ言説「行き過ぎた男女共同参画」はやはり非科学的 専業主婦は「むしろ少子化を加速させる」と識者バッサリ

  4. 4

    巨人・阿部監督に心境の変化「岡本和真とまた来季」…主砲のメジャー挑戦可否がチーム内外で注目集める

  5. 5

    日本中学生新聞が見た参院選 「参政党は『ネオナチ政党』。取材拒否されたけど注視していきます」【全編】

  1. 6

    オレが立浪和義にコンプレックスを抱いた深層…現役時代は一度も食事したことがなかった

  2. 7

    上野樹里“ガン無視動画”にネット騒然! 夫・和田唱との笑顔ツーショットの裏のリアルな夫婦仲

  3. 8

    立浪和義の「白米禁止令」は星野仙一イズムの継承だろう…かつては自身も大目玉を食らっていた

  4. 9

    激太り危機は今や昔…浜崎あゆみ「激ヤセ説」も「連日ケーキ2個」の健啖ぶり

  5. 10

    パックン、長谷川ミラにも批判殺到…「ABEMA」違法外国人問題を巡りフィフィも参戦、海外ルーツのタレントにも分断起きる