U18メキシコに大勝発進 主将・清宮は米国戦に意気込み

公開日: 更新日:

■米国代表はドラフト候補がズラリ

 日本とカナダの時差はマイナス13時間。早朝の試合前練習は気温5度の寒さの中でスタートした。清宮らは手袋をつけ白い息を手に吹きかけながらバットを振った。

 この日、メキシコ代表はメキシコ湾で発生したハリケーンの影響で20人のメンバー中7人がベンチ入りできなかった。空路を諦め、バスで陸路カナダ入り。スタッフは4時間の睡眠で試合を迎えたそうだ。日本代表もカナダ到着時に選手全員のバットが届かず、バットなしの練習を強いられるアクシデントに見舞われたが、いきなり大量点を挙げて不安を払拭した。

 ネット裏には、ロイヤルズ、パドレス、マリナーズなどのスカウトが視察に訪れた。清宮はかねてメジャーでプレーする目標を抱いている。日本は2戦目に米国(日本時間3日)、3戦目にキューバ(同4日)と強豪国との対戦が続く。米国代表には全米ドラフト1巡目候補の主戦投手・ロッカーら、将来のメジャーリーガーがワンサカいる。試合前には米国代表のメンバーと挨拶を交わすなど交流した。米国とほぼ同じ野球環境のカナダでこうした逸材と刃を交えれば、メジャー熱は一層高まる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因